Mac に OptiPNG をインストールする方法

OptiPNG は PNG 画像ファイルの最適化をするプログラムです。

OptiPNG で PNG ファイルの最適化をすると、画質を全く損なうことなく、ファイルサイズだけを小さくすることができます。

OptiPNG はターミナルから使えます。コマンドを実行するのは、ちょっと難しそうで面倒に感じるかもしれませんが、 一度覚えてしまえば、たくさんのファイルを一度に変換できるので便利です。

OptiPNG のインストール

OptiPNG は sourceforge の OptiPNG 本家サイトからダウンロードできます。

Windows 向けにはビルド済みの実行可能ファイル (EXE ファイル) がダウンロードできるのですが、 それ以外の環境では tarball をダウンロードしてインストールします。

Linux では apt でインストールできます。

Mac でインストールする場合には、次の手順でインストールします。

  1. optipng-x.x.x.tar.gz をダウンロードする (x.x.x にはバージョン番号が入ります)
  2. ターミナルを開き、ダウンロードしたディレクトリに移動します。
  3. 次のコマンドで tarbll を展開します。
    % tar -xvf optipng-x.x.x.tar.gz
    
  4. 展開してできたディレクトリに移動します。
    % cd optipng-x.x.x
    
  5. 次のコマンドを実行します。
    % ./configure
    % make
    % sudo make install
    

OptiPNG の実行方法

OptiPNG はターミナルからコマンドを実行して使います。

例えば、~/foo ディレクトリにある bar.png というファイルを最適化するなら、次のようにします。

$ cd ~/foo
$ optipng bar.png -o5

これで画像が最適化された時に、上書き保存されることになります。

もし、現在のディレクトリ内の全ての PNG ファイルを最適化オプション o5 で最適化するなら、

$ find . -type f -iname '*.png' -exec optipng -o5 {} \;

これは find というコマンドと optipng を組み合わせて使っています。もし、コマンドの意味を詳しく知りたいなら、 「条件に合うファイルに対してコマンドを実行する方法」などを 参考にしてください。(Linux の情報ですが、Mac のコマンドは Unix ベースなのでほぼ同様に使えます。)

以上、OptiPNG の使い方を紹介しました。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。SNS 等でこの記事をシェアしていただけますと、大変励みになります。どうぞよろしくお願いします。

© 2024 Swift による iOS 開発入門