Mac でのキーの種類とシンボル

iOS 向けにアプリケーション開発をする場合には、普段は Windows や Linux を使っている人でも、 Mac を利用する必要があります。

Mac としていますが、OS は macOS を想定して書いています。

このページではざっくりと、Mac に特徴的なキーをまとめます。

キーの種類とシンボル

Mac (macOS) にはコマンドキー ⌘ Command のように 他の環境では存在しないキーもあります。その上、キーを表すシンボルにも特徴がありますので、 まずはそれらをまとめます。

キー名称HTMLの表記
コマンド⌘
コントロール⌃
オプション⌥
シフト⇧
キャップスロック⇪
イジェクト⏏
リターン↵ ↵
削除 (バックスペース)⌫
削除⌦
エスケープ⎋
タブ(右)⇥
タブ(バック)⇤

ちなみに、アップルのマークは   です。

個別のキーについて

いくつかのキーについて、補足説明を記載します。

コマンドキー

Macのキー操作で主に使われるのが ⌘ command です。スペースバーの両隣りにあります。

文書の編集などでコピーをする場合、 Windows の場合は "Ctrl" + "C" ですが、 Mac の場合は +C です。

押す指は左手の親指を使う人が多いようです。

コントロールキー

Mac でのコントロールキーの記号は です。 コントロールキーに使われている文字は、「UP ARROWHEAD」(上向き矢じり) です。

見た目がよく似ているカレット^ではありませんので注意しましょう。

キーをよく見るとわかるように、コントロールキーに記載されている文字と、 カレット ^ (こちらはShift+6でタイプ) とは微妙に違いますね。

オプションキー

Mac 特有の⌥ option キー (オプションキー)。Windows や Linux の環境でこれに似たキーは Alt キーです。

実際、いくつかのモデルではオプションキーに "Alt" という文字も印字されているのもありました。 しかし最近の Mac では "Alt" の記載はなくなっているようです。

ちなみに、一見して謎のマークですが、これは切り替えスイッチの回路図のシンボルを模したものと言われています。

シフトキー

シフトキーを表すのは という記号です。実際のキーボード上にはこの記号は記載されていません。

上下左右を表す矢印キーとは異なるので注意が必要です。

⌫ delete 削除キー

キー上には という記号は記載されていませんが、 マニュアル等のドキュメントで delete キーを表すのは 記号が使われます。

キーボードには delete と記載されていますが、 Windows や Linux での Backspace に相当する動きをします。

カーソル位置の右側の文字を削除したい場合は、Mac ではファンクションキー Fn を 使って、Fn+ とします。

また、Finder でファイルを選択してそれを削除したい場合等はコマンドキーと合わせて + です。

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。SNS 等でこの記事をシェアしていただけますと、大変励みになります。どうぞよろしくお願いします。

© 2024 Swift による iOS 開発入門