コレクション

Swift ではコレクションも基本的なデータ型として作成できます。

主なコレクションは次の三つです。

配列 (array)、セット (set)、そしてディクショナリ (dictionary) です。

ここでは、それらをどのように利用するのか簡単にみていきましょう。

配列 (array)

配列 (array) は他のプログラミング言語を知っている人は良く知っていると思います。

同種のデータにインデックスアクセスするコレクションのことです。

Swift では次のようにして、簡単に配列を宣言できます。

var states = ["California", "Texas", "Hawaii"]

states[0] // California

あるいは型を明示的に指定して、次のようにかけます。

let a : [Int] = [1, 2, 3]

プラス (+) 演算子で、二つの配列の要素を付け加えたりもできます。

配列クラスにはメソッドが多数用意されています。

例えば forEach() メソッドを使うと、配列内の要素それぞれに対してクロージャが呼ばれます。

states.forEach( { (state) in
    print(state)
})

尚、上の式はトレーリングクロージャとして、次のようにもかけます。

states.forEach{ state in
    print(state)
}

さらに引数の省略を使って、次のように $0 なども使えます。

states.forEach {
    print($0)
}

詳しくは「クロージャ」をみてください。

セット (set)

セットというのは、普段あまり使っていなくて馴染みが無い人もいるかもしれませんが、要は集合 (set) のことです。

ある情報の存在確認などを行なうには大変便利です。

var states: Set = ["California", "Texas", "Hawaii"]

Set を宣言するときは型を書かないまでも、Set と記述する必要があります。そうしないと配列として作成されます。

型を指定する場合は、次のように Set に引き続き型を記述します。

var a: Set<Int> = [1, 2, 3]

ディクショナリ (dictionary)

ディクショナリ (dictionary) は、明示的にこの名前を扱ったことがないと思っている人がいるかもしれませんが、キー・バリューペアとして、良く知っていると思います。

var home: [ String : String ] = [
	"state" : "California",
	"city" : "Los Angeles" ]

home["state"]
home["city"]

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